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ドクターインタビュー

ホーム >  ドクターインタビュー >  病院長が語る 腹腔鏡下ヘルニア手術について >  01. 教えて!「鼠経(そけい)ヘルニア」について

01. 教えて!「鼠経(そけい)ヘルニア」について


「脱腸」と呼ばれる病気

鼠経ヘルニアとはどのような病気なのでしょうか?

一般的に「脱腸」と呼ばれています。筋肉などが弱くなったり薄くなることで、筋肉のつなぎ目の部位に穴が開き、小腸などの臓器が外に飛び出してしまう病気です。
高齢者を中心に、年齢・性別関係なく誰にでも起こりうる病気です。残念ながら薬で治療することはできませんので、治すには手術しかありません。

腰のヘルニアとは違うのでしょうか?

医学的に「ヘルニア」というのは「何かの組織が飛び出る」症状のことを指します。よく耳にする腰のヘルニアというのは整形外科で治療する「椎間板ヘルニア」のことですね。

鼠経ヘルニアはお腹の病気で、外科での治療となります。

どのような原因で起こるのでしょうか?

最も多い原因は、お腹への圧力が高まることです。
加齢により筋肉が弱くなったり、メタボリックで腹部の脂肪が増えてしまったり、重いものを持つことで腹部に大きな力が加わったり…などですね。
男性に比べると、女性の鼠経ヘルニアは少ない傾向にありますが、過去の妊娠などが影響して引き起こされる場合もあります。

どのような症状があるのでしょうか?

鼠経ヘルニアは決して怖い病気ではありません。お腹の弱い部分に穴が開いているだけなので、日常的に痛みを伴うことは少ないようです。
ただそれゆえに、自覚症状がなかったり、放置している方も多いと思われます。具体的な症状があるとするなら、お腹を引っ張られるような痛みがあったり、下腹部の一部分がプックリ膨らんでいるといった場合です。

放置しておいても大丈夫なのでしょうか?

鼠経ヘルニアを放置しておくと、開いた穴が次第に大きくなったり、膨らんできます。穴が大きくなれば、それだけたくさんの腸が飛び出すようになりますよね。
場合によっては、飛び出た腸管がお腹の中に戻らなくなる「嵌頓(かんとん)」と呼ばれる状態になってしまいます。

嵌頓(かんとん)が起こるとどうなるのですか?

嵌頓(かんとん)が起こると、腸閉鎖や腸管の血流障害が起こったり、女性だと卵巣が飛び出してしまう場合があります。
最悪の場合、飛び出た腸や卵巣が腐ってしまい、切除をしなければならないケースも。

ちょっとでも気になるようなら、早めに診察を受けてみることをおすすめします。

鼠経ヘルニアで痛みがあったらどうすれば良いでしょうか?

突然の激しい痛みであれば、まずは仰向けに寝てください。
鼠経ヘルニアは、仰向けに寝ることで腸管がお腹の中に戻り、痛みや不快感が全くなくなることが特徴です。

それでも痛みが治まらないようなら、仰向けのまま膝を曲げ、お腹の力を抜いてください。そうすることで腸管がお腹の中に戻りやすくなります。

手術の必要があるのはどういった場合ですか?

少しでも症状のある鼠経ヘルニアはすべてが手術適応となります。
手術法は病院によって異なっていますが、当院では細径鉗子による最先端の腹腔鏡下ヘルニア手術(ラパヘル)【TAPP法】を行っています。
強い痛みなどの自覚症状のある場合、仰向けに寝ても改善されない場合は、緊急手術の対象となります。
できる限り早期に専門の医療機関に相談してください。

豊田新成病院の強み

ここがポイント!

  1. 5,000件以上の腹腔鏡によるヘルニア手術経験を有する専門医が執刀
  2. 全身麻酔で約1時間ほどで終了
  3. 術後の痛み、傷跡はほとんどなく、早期に社会復帰
  4. 再発や合併症リスクも非常に少ない
鼠経ヘルニア手術にはいくつか方法がありますが、当院では腹腔鏡下手術(ラパヘル)の【TAPP法】という手術を専門に行っています。
他施設と比較すると特に細径化手術を推進しています。内視鏡(腹腔鏡)を使用して、非常に小さな穴(基本的に3~5mm)だけで行う手術です。
全身麻酔で眠っている間に1時間前後で終了します。
最小の切開創で手術を行いますので、手術後の痛みが極めて少なく、傷跡もほとんど残らず、早期の社会復帰や早期に運動も再開できることが特徴です。

また、豊富な手術経験を有するヘルニア専門医が執刀しますので、再発率や合併症率も非常に少ないところもポイントです。
腹部を切開する手術とは異なりますので、1泊2日程度の短期入院も可能です。ヘルニアの状態にもよりますが、術後3~5日程度で日常生活や仕事に復帰することができます。ご遠慮なく、何なりとご相談ください。
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